令和6年度の予算要望と政策提言を日本維新の会 西宮市議団として西宮市へ提出

9月定例会は自治体の決算シーズンでもあります。

8月31日から始まった9月定例会において令和4年度の決算報告がありました。

■一般会計は財政基金(市の貯金)から21億円を繰り入れ、4億円の黒字

■歳入は市税収入が前年度比45億9100万円増の911億7千万円と過去最高

■実質単年度収支は40億5810万円の赤字

という大変厳しいものでした。

加えて資材高騰や人手不足による影響により、

近年は公共施設整備のコストも軒並み上昇しており、今後の財政への見通しはさらに厳しいものになることが予想されます。

さらに市は決算特別委員会総務分科会の場で

「最悪の場合は令和7年度か8年度の予算編成時点で、基金が底をつき、予算が組めなくなるかもしれない」

と答弁されており、そう遠くない時期に基金が底をつくことが危惧されます。

もちろん、そうならないように市議会としても過去からこれまでにも執行部に対して財政課題を指摘して来ましたが現状の市政運営には暖簾に腕押し。なかなか政策実現するのが難しい状況です。

定例会終了後の10月13日に石井市長は定例記者会見を行い、「西宮市財政構造改善基本方針」を発表し、方針には「早期に実質単年度収支の均衡を保つことを目標とし、単年度で40億円以上の収支改善を目指す」と示されています。

また会見で市長は

「職員を200人削減するなど、人件費で年間20億円以上の削減効果を目指す」

と発表していますが、子ども医療費の無償化と同様に非常に困難であることが予想されます。

真っ当な市政運営を継続できるよう、引き続き汗をかいて参る所存です。

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