なぜ極左・極右政党は生まれるのか?

前回投稿の続きです。
多くの人は、極端な考えよりも「ほどほど」の考え方を持っています。
そのため、大きな政党は選挙に勝つために、できるだけ多くの人から支持されるよう、政策を少しずつ真ん中に寄せていきます。
すると、2大政党の政策はだんだん似てきます。

一方で、端の考え方を持つ人たちは
「自分たちの意見を代弁してくれる政党がない」と感じるようになります。
そこで、
その人たちの声を明確に掲げる政党が現れると、一定の支持を集めやすくなります。
つまり、大政党が真ん中の票を競い合うほど、取り残された層を受け皿にする政党が生まれやすくなる。
これが、極左政党や極右政党が伸びる背景の一つです。

だから極左・極右政党が伸びる原因は、「国民が急に過激になったから」だけではありません。
大政党が多くの票を求めて似た政策に近づいた結果、取り残された人たちの受け皿が生まれる。
これがアンソニー・ダウンズの理論から読み解ける、政治のメカニズム。