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議員の居眠りが話題になっている。

「寝る議員はいらない」「税金をもらっているのだから仕事をしろ」という批判が多い。当然、議場で居眠りしている姿が好ましく映らないことは理解できる。

ただ、この問題を考えるには、まず議会や議員の仕事が実際にどう進んでいるのかを知ってもらう必要があると思う。

委員会では、議案や所管事項について具体的な質疑や議論が行われるため、居眠りするような状況はまず考えにくい。

一方、本会議では事情が異なる。

自分に質問や発言の機会がない時間は、基本的に他の議員と執行部とのやり取りを席で聞くことになる。

「それなら他の議員の質問を聞いて勉強すればいい」という意見も、その通りだと思う。

ただ、実際に他の議員の質問通告まで確認してみると、すべての質問が行政課題を深く掘り下げたものとは限らない。

思想や主義の主張に終始する質問もあれば、何を明らかにしたいのか分からない質問もある。

また、持ち時間が決まっているにもかかわらず、時間配分を考えずにやり取りが冗長になったり、時間を超過したり、会議規則への理解不足が見られたりすることもある。

「この人の質問は聞きたい」と思わせるところまで、質問の内容や組み立てが練られていないと感じることも少なくない。

もちろん、他の議員の質問から新しい視点を得ることもあるし、質問内容をより理解するため、その場でタブレットを使って資料や制度を調べることもある。

だから私は、議員の仕事を「本会議中にずっと前を向いて座っていること」だけで評価することには違和感がある。

もちろん、議場で居眠りすることを積極的に肯定したいわけではない。公人として、住民からどう見えるかを意識する必要もある。

しかし、本当に評価されるべきなのは、議員が議場で一瞬たりとも眠らなかったかではなく、議案をどれだけ精査したのか、行政をどれだけチェックしたのか、政策をどれだけ提案したのか、そして最終的に住民の福祉の増進にどれだけ寄与したのかではないだろうか。

極論を言えば、地方自治の根本的な目的は、地方自治法第1条の2に示されている「住民の福祉の増進」にある。

議員を評価するのであれば、居眠りしている一場面だけを切り取るのではなく、その議員が任期を通じて何を調査し、何を議論し、何を実現し、住民の福祉にどう貢献したのか。

私は、そこを見て評価することの方がはるかに重要だと考えている。

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