BLOG

こども医療費無償化に関する条例改正について

本日の民生常任委員会で、私たち日本維新の会西宮市議団は、こども医療費無償化に関する条例改正・補正予算に賛成しました。


本件については会派(8名)でも意見が分かれておりさまざまな問題意識を抱いておりますが、熟議を経て至った結論であり、17日の本会議においてありめ議員が討論を行います。

以下、賛成にいたたった経緯ですが

まず、本市の財政状況について申し上げます。
現市長の就任以来、用地買収費用の返還金や国からの交付金等の特殊要因はあるものの、実質単年度収支は6年度決算を含め7期連続で赤字となっております。

財政構造改革実施計画を推進している最中であり、本来であれば経常経費を抑制し、将来世代に過度な負担を残さないための取り組みを徹底すべき段階であります。


そのような中で、今回、財源の明確な裏付けがないまま、市長公約である子ども医療費の無償化が提案されました。

私は議員として、また市民として、このような議案の提出のあり方には大きな疑問を抱いております。財源が示されずに新たな施策を進めれば、将来の財政運営に大きな禍根を残しかねません。その意味で、心情的には本議案には反対であります。


しかしながら一方で、子どもや子育て世帯の経済的負担を軽減するという政策目的自体は、市民のために極めて重要であります。子育てしやすい環境を整えることは、少子化が進む本市にとって避けて通れない課題であり、その意義を否定するものではありません。


苦渋の決断ではありますが、市民の利益を最優先に考え、本議案には賛成いたします。
併せて申し上げたいのは、今後の財政運営においては、事業の優先順位を明確にし、持続可能な形で政策を実現する道筋を市長に強く求めるものであります。

何卒、ご理解の程宜しくお願い致します。

江良健太郎

CONTACT

ご意見、ご要望等、お気軽にご連絡ください。お問い合わせは下記フォームからご送信ください。返答に日数をいただく場合もございますが、あらかじめご了承ください。