「合理的無知」とは?

アンソニー・ダウンズという
アメリカの政治学者が定義したもので
人は政治に興味がないから知らないのではない。
知ろうとしない方が、自分にとって合理的だから知らないのである。

政治を理解するには、
ニュースを見て、本を読んで、候補者を調べて…と
たくさんの時間と労力が必要です。

でも、一人が一票を投じても、
その一票だけで政治が大きく変わる可能性はほとんどありません。
つまり、
「勉強にかかるコスト」と「得られるメリット」が釣り合わない。
だから、多くの人は
政治を深く勉強しないという選択をする。
これが「合理的無知」です。

日常で例えるなら
例えばスーパーで
100円のお菓子を買うとき。
成分や製造工場、原材料の産地まで全部調べてから買う人は少ないですよね。
なぜなら、
調べる時間の方がもったいないから。
だから、
ある程度の情報だけで買う。
これは怠けているのではなく、
時間を節約する合理的な判断です。
政治も同じ。
一票の影響が小さい以上、
「そこまで時間をかけて調べない」という行動は、人間として自然な選択
だとダウンズは考えました。
だから政治家は、
「もっと勉強しろ」と責めるのではなく、「短時間で分かる」「知る価値がある」と思える情報を届ける努力が求められる。
私を通じて
少しでも理解者が増えることを望む